先日、このブログをお読み下さっている方から
メールで石けん作りについてのご質問をいただきました。

詳しいご質問の内容はここではお伝えできませんが、
ご自身で作る石けんが思うようにいかなくてお困りとのこと。

たぶん こうしたらいいんじゃないかな?
と思うアドバイスをいくつか書いてご返信したのですが、
その中で一つ、
これは石鹸作りすべてに共通するであろう
よい石けんを作るコツをふと思い出したのでこちらにも書いておきます。

それは、石けんの乾燥ってけっこう大事、ってことです。

手作り石けんは光(日光、蛍光灯の光)が大敵で
作った石けんの乾燥時の保管場所は通気のよい涼しい冷暗所が鉄則ですが、
この『通気のよい』っていうのも けっこう重要なんじゃないかなと。

石けんを通気の悪い、風通しのあまりよくない場所や
湿度の高い場所で乾燥・保管した場合、
光を遮った場所に置いてあっても石鹸の酸化、劣化が早い気がします。

我が家は典型的な転勤族で、
盛岡、秋田、厚木、札幌と移り住み
行く先々で石けんを作ってきましたが、
東北内陸に位置する盛岡は空気がからりと乾燥していたからか
夏場の気温はけっこう高くなるにもかかわらず、
それほど石けんの乾燥・保管に不便を感じたことがありません。

日本海側で年中湿度が高めの秋田、
梅雨のじめじめと夏の猛烈な暑さと湿気がはんぱない神奈川県厚木市、
この2か所は石けんの保管場所を確保するのが大変でした汗

今は冷涼な気候の札幌住まい、
大型クローゼットの中をちょこっと改造して乾燥機を入れて
石鹸専用の乾燥室にしていますが、
石けんを切り分け乾燥を始めてから最初の2〜3週間は
空気の乾燥する季節であっても乾燥機をフル稼働させて
乾燥最初の段階からしっかり乾燥させると
良い石けんになると感じています。

もし、せっかく作った石けんの酸化が早いと感じたならば、
レシピそのものを見直すのも必要かもしれませんが
石けん乾燥時の保管場所を改めて確認してみて下さい。


ちなみに乾燥が終わった石けんの夏場の保管、
冷蔵庫がおすすめ。

食品などに匂い移りしないよう密閉容器に入れて、
出来れば乾燥剤も一緒に入れると完璧です。


* * * * *

先週の金曜日、長男の高校の学校祭のPTAバザーのお手伝いで
久しぶりにバスに乗ってお出かけ。

予定よりも早く着いたので、
北海道知事公館の庭園を少し散策してから高校へ向かいました。



ビルやマンションだらけの札幌中心部に程近い位置にあるのに、
庭園の広い敷地内は緑が広がっていて別世界。
北海道開拓時代の原生林もいくつかそのまま残っているのだそうです。

空気が気持ちよかった〜!

近いうちに すぐお隣の近代美術館に行こうと思ってたので、
次はゆっくり来ようと決めました。


高校の学校祭はすっごく盛り上がってて
学生さんたち皆 目がキラッキラしてて とっても楽しそうで。

PTAのお仕事が終わったあと、
3年生各クラスのステージ発表を体育館の隅っこで特別に見せてもらいました。

スーパーマリオのゲーム世界をダンスで表現してたり
昔話をアレンジしてコメディにしてたり
どのクラスも工夫してて面白かったんですけど、
女装した男子学生さんが出てくる率が高い高い(笑)

そういえば私の高校の学校祭でも
美しさを競う本気の「女装コンテスト」があったな〜と
ちょっと懐かしく思い出したり
私もいっぱい元気もらいました。

 


もうすぐ発売の『オレンジバター&メンソール』石けん。



オレンジのイメージに合わせて
鮮やかなオレンジ色の石けんにしたくて
レッドパームオイルを少し入れています。

オレンジバターもきれいなオレンジ色なのですが、
それだけだとやや発色が薄くて。

このきれいな石けんのオレンジ色はレッドパームの賜物です。

レッドパームオイルは
カルディなどの輸入食品屋さんで扱っていることもあるので、
見たことがある方もいるかもしれませんね。
「カロチーノプレミアム」という商品名で売られています。

ルビーレッドの色鮮やかなパームオイルで、
手作り石鹸でオレンジ色の石けんを作りたいときは
このオイルを入れるのが一番手っ取り早いです。

たくさん入れると濃い鮮やかなオレンジ色の石けんに、
極少量入れると可愛いひよこ色の温かみある色合いになります。

ただ、このレッドパームオイルを入れた石けんは
作ってすぐは鮮やかなオレンジ色でも、
時間が経つにつれて徐々に色が抜けて白っぽく退色してしまいます。

その退色を防いでくれるのがハチミツ。
ハチミツを入れるのと入れないのとでは大違いです。

ハチミツを入れておくと、
数か月経ってもオレンジ色はさほど退色しません。

手元に実証した石鹸の写真でもあると一目瞭然なんですけれど、
残念ながら無いので
私の石けん作り15年の経験では・・ということでご納得頂ければと。

もちろん、
今回の『オレンジバター&メンソール』石鹸にもハチミツを入れていますよ。

レッドパームオイルでオレンジ色の石けんを、と思っている方は
参考にしてレシピを考えてみて下さいね。


* * * * *

昨日の朝に高校生の息子達のお弁当のおかずにと揚げ物をしていて、
高温の油がはねて指に火傷してしまいました・・(>_<)
ちょっと時間なくて焦ってたんです。

すぐに流水で冷やしましたが
お弁当作りの真っ最中なのに指を冷やし続けるわけにもいかず、
ようやく出来上がったお弁当を二人に持たせて
ホッと一息つく頃には指がズキズキと痛んできて。

ラベンダー精油を火傷したところに塗って
絆創膏をまいておくとすぐに痛みは引いたのですが、
2時間後に絆創膏を剥がしてみたら見事な水ぶくれになってました。

水ぶくれになっちゃうレベルの火傷は久しぶりです・・・

いつもなら、ちょっと揚げ物の油がはねたくらいなら
流水ですぐに冷やしてからラベンダー精油を塗っておけば
痛みも痕も残らずに治っちゃうんですけど。
今回は治るまでに時間がかかりそうです。

ちなみに、直接肌に付けてもよい精油はラベンダーとティーツリーくらい。

ラベンダー精油には鎮痛、殺菌効果、皮膚の細胞成長促進作用があるので、
我が家では火傷にはささっと直接患部に塗って使います。
火傷に効いて香りにも癒されて一石二鳥。

ラベンダー精油は本当に便利な精油なので、
もし精油を1本だけ無人島へ持って行けるとしたら
私なら間違いなくラベンダーを選びます。

とりあえず、早く火傷、治らないかなぁ・・・





 


先日のブログで書いた
メンソールクリスタルを入れた石けんの作り方のコツ、
さらっと書いておきますね。

季節的にメンソール石けんを作ろうと思っている方が
そろそろいらっしゃるんじゃないかな〜と思うので、
どなたかの参考になれば。



メンソールクリスタルは
L-メントール(エル‐メントール)のほぼ100%の結晶です。
水にはほとんど溶けません。

オイルを湯煎する時に入れて溶かしておくのが
恐らく一番簡単に作れておすすめですが、
メンソールクリスタルは42度以上で溶解するので
オイルの温度が出来るだけ42度に近い時に入れましょう。

42度前後の温度でゆっくり溶かすといいです。

オイルの温度が高い状態で入れると、
あっという間にメンソールが揮発してしまいます。


メンソールクリスタルの結晶が小さければ
トレースが出てから型入れ前に入れても溶けます。

トレースが出てから入れる方が
メンソールのロスが少ないのですが、
結晶が溶け切らない可能性もあるので
やっぱり、オイルに入れて溶かしておく方が無難です。

温度が高い状態におくと
メンソールがどんどん揮発してしまいますので、
型入れ後の保温時はこまめに温度チェックして
温度が上がりすぎていないか確認したほうがいいです。
けっこう、保温時に温度が上がりやすいです。

メントールクリスタルが手に入りにくければ、
薬局に行くと売ってる日本薬局方の「はっか油」を使う手もあります。

ハッカ油はメントールを30%以上含んでいると表記されてますので、
メントールの結晶を入れるには及びませんが
メンソール石けん独特の心地よい清涼感は得られますよ。




ショップでは次回6月販売分に
ペパーミント精油とスペアミント精油を使った石けんをお出しします。

メンソールクリスタルの石けんは
7月にたくさんご用意致します。

そちらのご案内はまた後ほど致しますので、
楽しみにお待ち下さいね。



正直申しまして、
このブログを見に来て下さる方は
とっても少ないと思ってました。

だってほら、
書いてることといえば
ショップのお知らせとか、
こんな石けん作りましたよ〜とか、
手作り石鹸の作り方とか。

どちらかといえばマイナーな、
マニアックな内容ですよね。

一応 アクセス解析を付けてるので
何気なくアクセス件数をチェックしてみたら
意外と見に来て下さっている方が多くて驚きました。
ありがとうございます。

付けているアクセス解析は
どんなワードを検索して
うちのブログに来てくれたのか、
なんてことも分かります。

非常に便利です。

あまり活用してないのがもったいないですね。

前置きが長くなりました。

それで、「ハチミツ石けんのハチミツを入れるタイミング」です。

このワードで調べて
うちのブログに来て下さった方がいらっしゃいました。

前にも 書いたかもしれませんが、
また書いておきますね。

ハチミツの量は1バッチ(500g〜600gバッチ)あたり
大匙1杯〜3杯くらい。

入れたハチミツの分量の分、
苛性ソーダを溶かす水の量を減らした方が無難です。

ハチミツを入れると
出来上がりが軟らかめになりやすいからです。

もっとたくさんのハチミツを入れる場合も
同じように水の量を減らして調整して下さい。

500gバッチで、最大ハチミツ50gまでいけます。

ただし、ハチミツ50g入れるのならば
石けんのオイルレシピをハードオイルを多めにするとか、
バターを多めに入れるかして
石けんの硬さが出るようにしないと
出来上がりが柔らかすぎて扱いにくくなります。

ハチミツを入れるタイミングは
少量のハチミツであれば
石けんダネを撹拌してトレースが出てからでもOK。

ただし、ハチミツを粘度の高いまま入れると
石けんダネとキレイに混じりあわない可能性があるので
少し温めてハチミツを緩くしておくか、
予め少量のお湯でハチミツを溶いておく方がよいです。

苛性ソーダ水にハチミツを入れて、
ハチミツ入り苛性ソーダ水+オイルで石けんを作るのも
手軽でおススメです。

ただし、苛性ソーダ水の温度が下がってから
ハチミツを入れて下さい。

ハチミツを入れると苛性ソーダ水の温度が上がります。

入れるハチミツの量によっては
驚くくらい苛性ソーダ水の温度が急上昇するので、
安全第一に、ゆっくり混ぜて下さいね。

個人的には、
ハチミツをトレースが出てから入れるよりも
苛性ソーダ水に予め溶かしてしまう方が
石けんの出来上がり時の色むらが出来にくい感じがするので
最近はもっぱら後者の方法で作ってます。




次回発売の石けん「マカダミア&アーモンド」です。



同じレシピで、精油で香り付けしたものがこちら。



精油で香り付けしたものの方が、
ピンクベージュがかったお色になっているのが分かるでしょうか?

リツエアクベバ精油の影響だと思われます。

石けんの出来上がりの色には影響しない精油がほとんどですが、
このリツエアクベバ精油(メイチャン、とも呼ばれます)は
淡いピンクベージュに発色することがあります。

いつもはここまではっきりと色の変化は出ませんが、
おそらく今回はカレンデュラパウダーと合わせて入れたために
強めに発色したようです。

リツエアクベバ精油は
レモングラスのような柑橘系を思わせる爽やかさと、
軽くスパイシーな香りが心地よい
石けんに入れても香りがそのまま残りやすくて使い勝手の良い精油です。

* * * * *


先日、盛岡の友人がはるばる札幌まで遊びに来てくれました。
会うのは5年ぶりです。

2泊3日の短い滞在でしたが、
一緒に札幌市内や小樽、積丹方面をまわって
小樽の朝里川温泉にお泊りして
とてもとても、楽しい時間を過ごしました。

遠くから来てくれた友人に感謝です。

あまりにも楽しかったので、
友人が帰ってしまった翌日は
なんだか気が抜けてぼんやりしてました。
遊び疲れてたのかも汗

29日の発売分の個包装作業がまだ残っているので
気持ちを切り替えて頑張りますね。


今回はメンソールクリスタルを使った
「メンソール石けん」の作り方のご紹介。

基本の手作り石けんの作り方に
メンソールクリスタルを入れると
香りも涼やかなメンソール石けんが出来上がります。

メンソールクリスタルを入れるタイミングはいくつかあります。


・軽く温めたオイルに入れて予め溶かしておく

・型入れ前の生地に入れる
 (結晶が大きい場合は乳鉢ですりつぶして細かくしてから)


他にも方法はありますが、
コールドプロセス法で作りやすいのは上記の2通りかと思います。

メンソールクリスタルは融点が42〜44℃。

湯煎したオイルに入れる方法が手っ取り早くておすすめですが、
あまりオイルの温度を上げすぎてしまうと
せっかくのメンソールがどんどん飛んでしてしまいます。

型入れ前の生地に入れる方法だと
メンソールの結晶が大きい場合は
溶け切らずに残ってしまう可能性がありますし、
石けん生地の温度が低いと溶けません。

保温中にあまり温度が高いと
やはりメンソールが飛んでしまいますので
あまり高温にならないように保温するのが望ましいです。

メンソールクリスタルを入れる量は、
これはもうお好みですね。

個人的にはあまり入れすぎない方が好みです。

ちなみに例年ショップでお出ししているメンソール石けんは
オイル重量の2%のメンソールクリスタルを入れています。

* * * * *


今年も夏前にメンソール石けんをご用意致します。

いつもは1種類ですが、今年は2種類です。

ショップでも人気のあれとメンソールのコラボです。

何とメンソールのコラボかは、どうぞお楽しみに。



今回はレッドパームオイルのご紹介。



とってもキレイな、濃いオレンジ色。

このオレンジ色は天然のβ-カロテンによるものです。

このレッドパームオイルを精製すると濃いオレンジ色は失われ、
いつも使う淡いクリーム色のパームオイルになります。

レッドパームオイルをたくさん入れると、
オイルの色そのままの
鮮やかなオレンジ色の石けんになります。

が、たくさん入れると色移りが気になるので、
私は多くてもオイル全量の10%程度までしか入れません。

前に失敗しちゃったことがあります。

本当に色の濃いオイルなので、
仕上げに大匙1程度入れただけでもきちんと色が出て
可愛いひよこ色の石けんになります。



本日レッドパームオイルと、
オレンジバターを使った石けんを仕込みました。

只今保温中。

4月発売予定です。




甘い香りと言っても色々ありますが、
手作り石鹸に甘い香りを付けるには
ココアバターやカカオマスを入れるのが一番簡単です。

ココアバターは未精製の香りを取り除いていないものを。

ココアバターもカカオマスも、
素材そのものの甘い香りが残りますので
チョコレート菓子のような甘い香りの石けんになります。

バニラビーンズパウダーは
バニラの甘い香りのするふわふわのパウダーです。

あまり香りが強くは残りませんが、
入れるとほんのりバニラの甘い香りの石けんが出来上がります。

甘い香りの精油といえばベンゾインが代表的ですが、
残念ながらベンゾインは
オイルにも水にも溶けない樹脂なので、
石けんに入れても混じることなく分離してしまいます。

あとは、ミルクパウダーのミルクの甘い香り、
ハチミツをたっぷり入れた石けんの甘い香りなどでしょうか。

ミルクパウダーと一口に言っても
ゴートミルクパウダー、
バターミルクパウダー、
ココナツミルクパウダーなど色々種類がありますが、
多めに石けんに入れるとミルクの香りが残ります。

ハチミツをたっぷり入れると甘い香りの石けんになりますが、
柔らかい石けんにもなりますので
パームオイルやココナツオイルなどの
ハードオイル多めのレシピにする必要があります。

甘い香りの石けんで
ざっと思いつくのはこのくらいですが、
また思い出したら書き足しておきたいと思います。






出来上がった石けんのカットには、
ピアノ線を使うのがおすすめです。

石けんの作り方の本などには
『包丁やナイフなどで切り分ける』
と書いてあるものが多いかと思いますが、
包丁やナイフを使うと
真っ直ぐにストンと真下へ切れずに
横へ刃先がそれると言うんでしょうか、
斜めに切れてしまうことが私の場合は多々ありました。

せっかく出来上がった石けん、
最後のカットで失敗してしまうとかなりへこみます・・


ワイヤーを使ってカットしていた事もありましたが、
オイル配合や入れたオプションによっては
とても硬くなる石けんもありますので、
ワイヤーでは切れてしまうこともありました。

あれこれ試してみて、
一番使い勝手が良いのが『ピアノ線』でした。

糸鋸の刃をはずして、そこにピアノ線を張った
自作ソープカッターを使っています。

小学校の工作の時間に使ったようなレトロな糸鋸を愛用中。

ピアノ線は大きめのホームセンターで見つかると思います。


* * * *

最近このブログへ「手作り石鹸 作り方」で
検索してきて下さる方が増えてきてて嬉しいです。

大まかな石けんの作り方は書き終えたつもりですが、
ちょこちょことした小ネタは
思いついたら書き足していきます。

こんなのが知りたいよ、というご要望などございましたら
ショップメールアドレスへお寄せ下さい。

匿名でのご要望もOKです。



ピュアオリーブオイルをオイル全量の72%、
それとココナツオイルとパームオイルで作るマルセイユ石鹸は、
真っ白な石けんにはなりません。

ピュアオリーブオイルの色の濃さにもよりますが、
黄味がかったベージュ色の石けんになります。

真っ白な石けんを作りたいときは、
メインオイルを椿油かスイートアーモンドオイル、
紅花油にするとよいです。

メインオイル全てをこのオイルに変えないまでも、
30%ほど使用するだけでも
色の白さを実感できます。

出来上がりの石けんの色にこだわって仕上げたい時、
淡いピンクが可愛らしいピンククレイや
ベージュ色のイエロークレイで模様を付けたい場合は
白い石けんをベースにした方が
狙った通りの色が出しやすいと思います。

参考にしてみて下さいね。



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